[アップデート]Amazon Connect Contact Lens では、自身が対応したコンタクトのみを確認できる新たなセキュリティプロファイル権限が追加されました
はじめに
Amazon Connect Contact Lensは、コンタクト検索ページ内で、エージェント自身が担当したコンタクトのみ検索•確認できる新たなセキュリティプロファイル権限が追加されました
以前は、エージェントは全てコンタクトを確認できるようにするか、もしくは、コンタクトを確認できないようにするかの2択しかありませんでした。
他のエージェントのコンタクトは、見れないようにしたいが、自身が対応したコンタクトは見れるようにしたいと思った管理者は少なくないはずです。
今回のアップデートでは、エージェントは、自身が対応したコンタクトのみ確認できる新たな選択肢が増えました。
今回の権限を利用すると、エージェントが過去のコンタクトを確認して自身のコンタクト対応を振り返ることが可能になる一方、別のエージェントが対応したコンタクトを確認することは防ぐことができます。これによりエージェントのパフォーマンス向上とセキュリティの強化ができます。
基本的に、エージェントが他のエージェントのコンタクト内容は確認させたくないので、エージェントに対しては今回の新たなセキュリティプロファイル権限を与えることがスタンダードになると思います。
セキュリティプロファイル
今回のアップデートでは、セキュリティプロファイルの[分析と最適化]の欄に「コンタクトを表示」の権限が追加されました。従来の「コンタクトの検索」との違いは以下になります。
- コンタクトの検索
- 全てのコンタクトを検索できます
- コンタクトを表示
- ユーザー自身が対応したコンタクトのみ検索できます
「コンタクトを表示」は、言葉だと分かりにくいですが、自分が対応したコンタクトのみ検索し、詳細ページが確認できるという意味です。
ちなみに、「コンタクトの検索」と「コンタクトを表示」の両方のアクセス許可が付与されている場合、「コンタクトの検索」が優先され、ユーザーはすべての連絡先にアクセスできます。
検証
「コンタクトを表示」の権限を与えたユーザーは、コンタクト検索を利用すると、自身が対応したエージェントのコンタクトのみ表示されました。
また、自身のエージェントしかフィルターをかけることができませんでした。
別のエージェントが対応したコンタクト詳細ページのURLを開くと、403エラーが表示されました。権限がないからですね。
このユーザーに「コンタクトの検索」の権限を与えると、別のエージェントが対応したコンタクトも検索できるようになりました。
また、Connectインスタンスに存在する全てのエージェントがフィルターに表示され、絞り込むことができました。
最後に
今回のアップデートによって、エージェント自身のコンタクトのみにアクセスできるようになりました。
基本的には管理者は「コンタクトの検索」の権限を与え、エージェントに対しては「コンタクトを表示」の権限を与えると思いますので、ぜひこの機会にセキュリティプロファイルの権限を見直してはいかがでしょうか。